鼻の手術の目的

=健康な鼻を取り戻し
パフォーマンスを向上させること。

局所麻酔での日帰り手術により仕事や
家庭への負担を軽減します。

鼻中隔矯正術
(びちゅうかくきょうせいじゅつ)

鼻の外は触らず、中だけで行う手術です。形への影響を抑えるため全部の骨はとれませんが鼻すじの中にある曲がった骨(や軟骨)を枠組み以外、ある程度、取り除くことで曲がりを軽くします。手前の枠組み自体が高度に曲がっている場合は形成外科と共同できる大学病院などへ紹介します。

下鼻甲介手術
(かびこうかいしゅじゅつ)

以下の組み合わせや一部をおこないます。でっぱりの粘膜を内部から電気(表面のみのレーザーではなく深部からじっくり凝固させます)やドリル吸引で縮小させる、芯の骨を外側へ骨折させる、芯の骨を削る。取りすぎは鼻の機能を損なうため、ある程度の腫れは残す場合があります。時間の経過で追加処置が可能です。

後鼻神経切断術
(こうびしんけいせつだんじゅつ)

鼻のおくのつきあたり近くに鼻炎を強める信号を送る神経が多数あります。粘膜をはがしながら、これを見つけて切って減らすことで鼻炎の程度をやわらげます。
鼻水への効果は個人差が大きめです。非アレルギー性タイプ、特に老人性のものについては効果は乏しいです。

内視鏡下副鼻腔手術
(ないしきょうかふくびくうしゅじゅつ)

以前は口から切って行いましたが最近は内視鏡技術が発達し、鼻の中だけで行うのが主流になりました。複雑に入り組んでせまい副鼻腔の骨と粘膜の構造をドリル付き吸引などで削り取りシンプルに空気がはいりやすく治りやすい構造にします。広範囲であったり高度病変の場合は全身麻酔のかけられる施設へ紹介します。

■難治性副鼻腔炎

近年増加中の原因不明タイプ。いったんきれいになっても残った粘膜が次々と鼻茸(粘膜がきのこのようにぶよぶよに腫れて元に戻らなくなった状態)に置き換わっていきますがペースに個人差あり。薬でのコントロールが難しい場合は第三段階へ。

第三段階

抗体製剤(デュピクセントなど)を二週間に一度、お腹などの皮膚に自己注射します。慣れれば苦痛も少なく顕著な効果の例が増えています。安定したら通院は二カ月前後に一度でよくなります。値段が高いので好酸球性副鼻腔炎の中等症以上(指定難病)の認定を受けている事が望ましいです。

鼻の手術で報告されるリスク

全国共通で少ないながらリスクはゼロではないためメリットと比べて決める必要があります。患者様ごとで異なるため委細は受診・相談ください。

出血

手術から24時間以内、あるいは傷がなおってかさぶたが急に取れ始める2〜3週間前後に多くみられます。
自然にとまる場合も多いですが、止血処置が必要になる場合もあります。当院では術後から出血防止対策を行います。

鞍鼻

鼻中隔矯正術のあと、稀に感染や予期せぬダメージが鼻の形をつくる骨におよび、鼻の真ん中あたりが凹んでしまう合併症。めったにないですが形成外科へ紹介し高く戻す必要がでてきます。

鼻の高さの変化

先のような合併症ではなくても精密に計測すると僅かな変化はあるとされております。(全く変わらないという説明をされている施設も多く見受けられます)通常1mm以内の変化で気づかない事が殆どです。

鼻中隔穿孔

鼻すじの粘膜は非常にデリケートな血行で維持されています。きれいに粘膜を残しても中の骨がなくなると粘膜に元気がなくなり、稀に穴があくことがあります。外から見えたり、せまくなるわけではありません。かさぶたが長くついたり出血しやすい状態になりますが時間とともに多くは落ち着きます。稀に音がでる場合は処置をします。

目や脳の合併症

稀ではありますが副鼻腔手術において報告されております。症例により大きく異なるため、広範囲の病変や特殊なパターンは全身麻酔がかけられる病院の中でも厳選した紹介先を提案します。

手術費用

病変の程度や範囲で変わります。

3割負担の方

鼻炎(片側)2,700円~99,240円
鼻中隔弯曲症6,090円~19,860円
副鼻腔炎(片側)10,800円~99,240円
  • 上記の組み合わせをします。すべて保険治療ですので消費税はかかりません。

月間限度額以上の
負担はありません

年齢や所得に応じて月間医療費限度額が決まっており超過した分の負担がなくなる制度です。事前に限度額が超えることが分かる場合は、手術当日に限度額適用認定証をお持ちいただくことで窓口でのお支払いが限度額までになります。ご加入の健康保険組合、協会けんぽ、または市町村(国民健康保険・後期高齢者医療制度)などにお問い合わせ下さい。