理想的な睡眠とは

鼻を通った空気がスムーズに肺を行き来し、脳に十分に酸素が行きわたることで疲労がとれる状態です。

睡眠のなやみ

熟睡感がない、いびき、いくら寝ても寝足りない、居眠り運転しそうになる、朝の頭痛や高血圧など。
 
お気軽にご相談ください。寝ている間に脳に十分に酸素が行きわたっていない場合や鼻呼吸の不調が原因の場合もあります。

(閉そく性)
睡眠時無呼吸症

寝ている間に空気の通り道がせまくなり、呼吸が十分にできない状態です。居眠り運転や日中のパフォーマンスの低下のみならず心臓や脳に様々な悪影響を与える事がわかってきました。早めの治療で心臓や脳へのダメージ蓄積が抑えられることも判明しております。

睡眠検査と保険治療のCPAP
(持続陽圧呼吸療法)について

睡眠中に呼吸が不十分になる程度によって保険治療可能かの判定がなされています。
CPAP治療は睡眠時無呼吸症の治療に実績証明されたゴールドスタンダードといえます。

簡易睡眠検査で一定基準を満たすと
CPAPの保険治療が行えます。

↓(簡易睡眠検査でCPAP導入基準を満たさない場合は精密睡眠検査が必要)

■精密睡眠検査

精密の場合、以前は入院が必須でしたが、最近は自宅でも貸出し器具で対応可能になりました。
詳しくは受診時にご相談ください。

もしもCPAPの保険適応にならなかった方の中でも口腔内装具が効果的な場合があります。データをもとに歯科口腔外科へ紹介します。マウスピース治療をする場合も夜間の鼻づまりがあるとうまくいかないので同時に鼻の治療も積極的に行います。

CPAPは鼻からが基本!

CPAP治療と鼻の関係性

鼻からマスクをあて、呼吸を促すのが最も効果的とされています。
しかし、夜、寝た姿勢になると鼻がつまりがちになり、治療が続けられない方が少なからずおられます。
効率的なCPAP治療をするため、耳鼻科での鼻づまり治療は必須であるといえます。

厚労省参考資料

睡眠時無呼吸症の手術について

過去の歴史上、のどとあごについて様々な手術法が考案されております。様々、、ということは「ゴールドスタンダードはない」「不確実である」という事を意味します。更にはあごやのどの手術はリスクと身体的負担が大きい、後遺症で更に狭窄する可能性がゼロではないという注意点があります。口蓋扁桃(へんとうせん)やアデノイドが大きいなどの場合を除き、成人の睡眠時無呼吸症はCPAPを第一選択とし、夜間の鼻づまりで運用が難しい場合は鼻を積極的に改善することで鼻からのCPAPを運用する事を推奨します。